①屋根材にヒビ割れやサビなど劣化が見られる

屋根材の種類によっても雨漏りを起こす原因は様々です。毎日直接雨風や紫外線にさらされている屋根のダメージは大きく、定期的なメンテナンス怠れば劣化も早まります。自然災害による屋根材のヒビ割れや浮き、日々のダメージによるサビや苔、傷みなど放置しておくと雨漏りの原因に繋がります。

②雨樋に落ち葉などの詰まりが見られる

山や落葉樹などが近所にある家は、落ち葉などによる雨樋の詰まりに注意しましょう。雨樋が詰まると雨が降った際に雨水が流れず、溢れてしまいます。雨樋としての機能を失い、雨水が直接壁や地面に流れてしまうと外壁や家の土台を傷め、最終的に外壁などからの雨漏りの原因に繋がります。

③外壁にヒビ割れやサッシ周りのシーリングが劣化している

自然災害や経年劣化など外壁がヒビ割れる原因は様々ですが、ヒビ割れを放置しているとそこから雨水が侵入し、外壁の内部にまで雨水が浸透してしまうと、建物内部の部分に悪影響を及ぼす可能性があります。サッシ周りや外壁同士の隙間を埋めるシーリングも同様に、劣化を放置していると雨水が内部へ侵入してしまう可能性があります。

④屋上やベランダなどの床や壁にヒビ割れなど劣化症状が見られる

常に浴び続けている雨風や紫外線などが原因による、床や壁などのヒビ割れから雨水が侵入してしまう場合があります。。また、ベランダは劣化しやすい笠木(かさぎ)部分からの雨漏りが最も多く、劣化を放置していると雨水が外壁の中に侵入してしまう恐れがあります。

屋内

①壁や天井にシミがある

天井のシミは一概に雨漏りだけが原因とは限りませんが、雨が降った日や翌日にシミが広がっていることが多い場合には、雨漏りが原因の可能性があります。

②壁紙クロスが湿気で剥がれていたり、膨張している

雨漏りで壁や天井が濡れると湿気でクロスの粘着力が低下し、歪みや浮き、剥がれの症状が出る場合があります。放置したまま進行するとカビが発生し、健康に被害を及ぼす危険性があります。

③窓やドア枠や周囲のシーリングが劣化している

シーリングが劣化していると隙間から雨漏りする可能性があります。シーリングの寿命は長くても10～15年と言われており、環境によっても大きく異なります。シーリングにヒビ割れや剥がれが生じていたら、シーリングの劣化が原因の可能性があります。

④室内がカビくさい

雨漏りにより、壁や天井などの木材が長時間水分を含み、湿度が高い状態のままいることでカビが繁殖し、建物内にカビ臭さが充満することがあります。雨が降ったあとや雨が降っていないのにカビ臭さを感じる場合には、建物内で雨漏りが発生している可能性があります。

⑤寒くない時期なのにサッシが濡れている

サッシが湿る原因は結露か雨漏りの可能性があります。結露は外気で冷やされた窓ガラスに室内の暖かい空気が触れる事で発生するため、多くは冬に起こります。したがって夏にサッシが湿っている場合には、雨漏りの可能性が高くなります。

一つでも当てはまったら要注意！

上記のうち一つでも当てはまれば要注意です。放置しておくと悪化し、さらに被害が拡大してしまう恐れがあります。怪しい箇所を見つけた場合には早急に対処するようにしましょう。また、劣化による雨漏りを防ぐために定期的な点検やメンテナンスを推奨いたします。

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