なぜ棟板金が飛ばされるのか?原因と効果的な対処法を詳しく解説

7月から10月にかけて台風の発生が多くなりますね。強風や台風の際、気を付けたいのが屋根の飛散です。

特に屋根の部位で最も飛ばされやすいのが棟板金です。棟板金が飛ばされてしまうことは、屋根の損傷や雨漏りの原因となり、建物全体に大きな被害をもたらします。

では、なぜ棟板金が飛ばされるのでしょうか?今回は棟板金が飛ばされる主な原因とその対策方法についてご紹介いたします。

棟板金とは?

棟板金とは屋根の頂点部分である棟に取り付けられる金属板で、屋根材同士の接合部分を覆っている部材です。

棟板金はスレート屋根(コロニアルやカラーベスト)、金属屋根、シングル屋根に取り付けられます。瓦屋根の場合、棟板金ではなく棟瓦が取り付けられます。

上記の通り、屋根材同士の接合部分を覆うことで建物内部への水の侵入を防ぐ非常に重要な役割をしているため、棟板金に不具合が生じると雨漏りの原因につながりますので、注意が必要です。

棟板金が飛ばされやすい理由

棟板金が飛ばされやすい1番の原因は、棟板金を留めている釘が浮いてくる釘浮きという現象によるものです。これは施工不良によるものではなく、新築時に釘をしっかりと留めていても、年月の経過と共に釘が自然に浮いてきます。釘が浮いてくる原因に気温の変化によるものがあります。棟板金は金属製なため、日中の暑いときには膨張し、夜気温が下がると収縮します。これを繰り返すことによってだんだん釘が浮いてきます。また、棟板金は釘だけで留めているため、台風や暴風を受けると揺さぶられ、釘が浮いてくることもあります。

釘が浮くことで棟板金が飛ばされる恐れだけではありません。浮いた釘の隙間から雨水が入り込み、棟板金の土台である貫板を腐食させてしまいます。貫板は棟板金を留めている釘を固定するための下地材ですので、貫板が腐食しボロボロになると釘がきちんと刺さらず、グラグラになってしまい、結果、棟板金が飛ばされやすくなってしまうのです。

棟板金が飛ばされてしまうと

上記でもお話したとおり、棟板金は屋根材の接合部を覆っているため、棟板金が飛ばされてしまうと接合部の隙間から雨水が侵入しやすくなります。これにより屋内に雨漏りが発生し、天井や壁、床に水が侵入してしまう可能性があります。また、飛ばされた棟板金が周りの物や人に当たると大きな事故を招く危険性もあります。

貫板を人工木材に替えるのがオススメ!

従来の木材
プラスチック木材

釘浮きは年月の経過と共に必ず起こるものです。気付かないうちに釘の隙間から雨水が侵入し、内部にまで雨漏りしてしまった、棟板金が飛んで行ってしまった、なんてことにならないように対策するには、棟板金を留める土台の木材を普通の木材ではなく、プラスチック木材という人工木材に替えるという方法があります。

プラスチック木材は樹脂製でできているため水分に強く、たとえ浮いた釘の隙間から雨水が侵入してきても腐食する心配がありません。従来の木材に比べ耐久性、耐水性、防腐性に優れた木材ですので現在至る場所で取り入れらています。

定期的な点検を

屋根の点検は建物の安全と快適な生活を守るために欠かせないものです。小さな不具合も放置せず、定期的な点検とメンテナンスを行うことで、大きな問題を未然に防ぐことができます。特にこれから台風や大雨が増える季節には早めに点検・メンテナンスを行いましょう。

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