金属屋根の葺き方にはどんな種類がある?特徴と選び方を新築・リフォーム向けに解説

こんにちは。新ルーフテック興業です!
金属屋根は軽量で耐久性が高く、近年では新築住宅や屋根リフォームでも選ばれることが増えています。ただ一口に金属屋根といっても、実は葺き方(施工方法)によって見た目や性能、向いている建物が異なります。
「どの種類を選べばいいのかわからない」「見た目だけで決めて大丈夫?」
そんな方に向けて、今回は代表的な金属屋根の葺き方とそれぞれの特徴をわかりやすくご紹介します!
金属屋根の葺き方とは?

金属屋根というと、「軽くて丈夫な屋根」というイメージを持つ方が多いかもしれません。
実際に金属屋根は、瓦屋根やスレート屋根と比べて建物への負担が少なく、耐久性にも優れているため、新築住宅からリフォームまで幅広く採用されています。
ただし、金属屋根は単に材料を屋根に載せるだけでなく、どのような形で組み合わせて施工するかによって性能や見た目が変わります。
葺き方によって変わる主なポイント
金属屋根の葺き方が違うと、次のような部分に影響します。
雨水の流れやすさ
屋根は常に雨を受ける部分のため、雨水をスムーズに排水できるかどうかがとても重要です。
たとえば縦方向に施工する工法は、水が上から下へ流れやすく、雨が溜まりにくい特徴があります。一方で、屋根の形状や勾配によっては水の流れ方が変わるため、建物に合った工法を選ばないと排水性能に差が出ることがあります。
風への強さ
金属屋根は軽量なため、固定方法がとても重要になります。特に風の強い地域では、
- 屋根材の固定方法
- 継ぎ目の構造
- 端部の納まり
によって耐風性能が左右されます。
工法によっては風を受けにくい形状になっているものもあり、台風や強風への備えとして重視されるポイントです。
屋根全体の見た目
葺き方によって屋根の印象は大きく変わります。たとえば、
- 縦ラインが強調されるとスッキリした印象
- 横ラインが強調されると重厚感のある印象
になります。外壁や建物全体のデザインとのバランスを考えて選ぶことで、住宅全体の仕上がりにも違いが出ます。
施工できる屋根勾配
屋根には角度(勾配)があり、この勾配によって施工できる工法が決まります。緩やかな屋根では水が流れにくいため、防水性の高い工法が必要になります。
逆に勾配がある屋根では、デザイン性を重視した工法も選びやすくなります。
代表的な金属屋根の葺き方とそれぞれの特徴
金属屋根にはいくつかの施工方法がありますが、主に一般住宅でよく採用される代表的な葺き方は次の3種類です。
- 立平葺き(たてひらぶき)
- 横葺き(よこぶき)
- 瓦棒葺き(かわらぼうぶき)
それぞれに特徴があり、屋根の形状や建物のデザインによって適した工法が異なります。
立平葺き(たてひらぶき)

立平葺きは、金属屋根材を屋根の上から下へ縦方向に並べて施工する方法です。現在の住宅では非常に多く採用されている工法で、シンプルな見た目と高い防水性が特徴です。
特徴
- 継ぎ目が少なく雨水が流れやすい
- 雨漏りのリスクを抑えやすい
- 軽量で建物への負担が少ない
- 緩やかな勾配の屋根にも対応しやすい
縦方向に水が流れるため、雨水が溜まりにくく、雨仕舞いに優れています。そのため、片流れ・切妻屋根・シンプルな屋根形状との相性が良く、新築住宅・リフォームどちらにもよく使われています。
向いているケース
- 雨漏りリスクを抑えたい
- メンテナンス性を重視したい
- シンプルな外観にしたい
横葺き(よこぶき)

金属屋根材を横方向に重ねながら施工する方法です。住宅らしい落ち着いたデザインになりやすく、外観にこだわる方にも選ばれています。
特徴
- デザイン性が高い
- 重なりが美しく見える
- 色や形状の種類が豊富
屋根全体に横ラインが入ることで、重厚感のある印象になります。
向いているケース
- 外観デザインを重視したい
- 洋風住宅に合わせたい
- 屋根材の見た目にこだわりたい
ただし、勾配が緩すぎる屋根では施工条件が限られる場合があります。
瓦棒葺き(かわらぼうぶき)

瓦棒葺きは昔からある金属屋根工法で、一定間隔で山状のラインが出るのが特徴です。
特徴
- 昔から多く使われてきた工法
- シンプルで施工しやすい
- 工場や倉庫でも採用されることが多い
現在では住宅での採用は以前より減っていますが、建物によっては今でも使われています。
向いているケース
- 既存屋根に合わせた補修
- 昔ながらの建物の改修
- コストを抑えたい場合
金属屋根はどの葺き方を選べばいい?新築とリフォームで違う選び方

金属屋根にはいくつかの葺き方がありますが、どの工法が適しているかは建物の状況によって変わります。特に、新築とリフォームでは重視するポイントが異なるため、同じ金属屋根でも選ばれる工法が変わることがあります。
見た目だけで決めるのではなく、屋根の形状や今後のメンテナンスも含めて考えることが大切です。
新築の場合はデザインとバランスが重要
新築では屋根の形状を自由に設計できるため、建物全体のデザインに合わせて工法を選びやすい特徴があります。たとえば、
- スッキリした現代的な外観にしたい
- 外壁とのラインをそろえたい
- シャープな印象にしたい
このような場合は、縦ラインがきれいに出る立平葺きが選ばれることが多くあります。一方で、
- 重厚感を出したい
- 屋根材の存在感を見せたい
場合には横葺きが合うこともあります。新築では外観との調和に加えて、
- 雨水の流れ
- 断熱材との組み合わせ
- 太陽光パネル設置のしやすさ
などもあわせて検討されます。
リフォームでは既存屋根との相性が重要
リフォームの場合は、現在の屋根の状態や形状に合わせて工法を選ぶ必要があります。たとえば、
- 既存屋根の上から施工するカバー工法
- 下地補修を含めた葺き替え工事
では適した工法が変わります。既存屋根に重ねて施工する場合は、軽量な金属屋根が選ばれやすく、その中でも施工しやすい立平葺きが多く採用されます。
屋根の形によって向き不向きがある
同じ金属屋根でも、屋根形状によって施工しやすさが変わります。たとえば、
- 長い屋根面⇒長尺材を使いやすい
- 複雑な屋根⇒加工しやすい工法が有利
谷や隅が多い屋根では、納まりのしやすさも重要になります。無理に合わない工法を選ぶと、施工に手間がかかったり、防水処理が複雑になることもあります。
このように金属屋根は、新築ではデザイン性と性能のバランス、リフォームでは既存屋根との相性や施工性が重要になります。
金属屋根を選ぶときに確認したいポイント

金属屋根を検討するときは、葺き方の種類だけでなく、実際に長く使うことを考えた確認も大切です。
見た目や価格だけで決めてしまうと、施工後に「思っていたのと違った」と感じることもあるため、事前にいくつかのポイントを把握しておくと安心です。
屋根材の種類による違いを確認する
金属屋根にはさまざまな素材がありますが、現在多く使われているのはガルバリウム鋼板やSGL鋼板です。素材によって、
- 耐久性
- サビへの強さ
- 長期的なメンテナンス性
に違いがあります。同じ葺き方でも使用する屋根材によって耐用年数や特徴が変わるため、工法とあわせて確認することが重要です。
断熱性・遮音性も確認しておく
金属屋根は軽量で耐久性に優れていますが、一方で金属特有の性質として熱や音が伝わりやすい面があります。そのため、
- 断熱材付き屋根材を使う
- 下地との組み合わせを工夫する
- 防音材を施工する
といった方法で快適性を高めることがあります。特に夏場の日差しや雨音が気になる場合は、この点を事前に確認しておくと安心です。
屋根勾配に合った工法か確認する
金属屋根は工法によって対応できる屋根勾配が異なります。勾配が緩い屋根では、防水性に優れた工法が必要になります。
無理にデザインだけで選ぶと、雨水の流れに影響することもあるため、建物に適した工法であるか確認することが大切です。
将来のメンテナンスも考える
屋根は施工後すぐには見えにくい部分だからこそ、将来の点検や補修のしやすさも重要です。たとえば、
- 継ぎ目が少ない
- 部分補修しやすい
- 状態確認しやすい
工法は、長期的な管理がしやすい傾向があります。
太陽光パネル設置の予定があるか
今後太陽光パネルを設置する予定がある場合は、その対応も考えておく必要があります。工法によっては固定方法との相性があり、施工方法に影響することがあります。
新築時にあらかじめ考えておくことで、後からの工事もスムーズになります。
施工実績のある業者に相談する
金属屋根は同じ材料でも施工精度によって仕上がりに差が出ます。特に、雨仕舞い・端部の納まり・板金処理は職人の技術が大きく関わる部分です。そのため、工法ごとの施工実績がある業者に相談することが安心につながります。
まとめ
金属屋根は、軽さや耐久性といった特徴から、多くの住宅で採用されている屋根材です。しかし、実際には葺き方によって仕上がりや性能に違いがあり、建物の形状や用途に合わせた選択が必要になります。
金属屋根は長く使う部分だからこそ、建物にあった工法を選ぶことで、安心して暮らせる住まいにつながります。
これから屋根工事を検討される際は、屋根材だけでなく施工方法にも目を向けながら比較してみることをおすすめします!
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