いわき市で多い屋根修理の事例とは?築年数別チェックポイントも解説

こんにちは。新ルーフテック興業です!
屋根のトラブルは、地域の気候や住宅の築年数によって傾向が異なります。いわき市では、沿岸部特有の強風や塩害の影響を受けやすく、屋根への負担が比較的大きい地域です。
今回は、いわき市で実際に多い屋根修理の事例について、原因とあわせて分かりやすく解説します。
事例①棟板金の浮き・釘抜け

特にご相談が多いのが、棟板金の浮きや釘抜けです。
棟板金とは、スレート屋根の頂上部分に取り付けられている金属製のカバー材のことを指します。屋根の面と面が合わさる重要な部分で、雨水の侵入を防ぐ役割があります。
なぜ多いのか?
いわき市は沿岸部のため、年間を通して風の影響を受けやすい地域です。
棟板金は内部の「貫板(ぬきいた)」という木材に釘やビスで固定されていますが、強風が繰り返されることで少しずつ釘が緩んでいきます。さらに、
- 築15年以上経過
- 一度もメンテナンスをしていない
- 固定が釘のみ(ビス未使用)
といった条件が重なると、浮きやすくなります。
放置するとどうなる?
初期段階では、数ミリ浮いているだけで目立ちません。しかし放置すると、
- 板金がバタつく
- 隙間から雨水が侵入
- 内部の貫板が腐食
- 最悪の場合、強風で飛散
といったリスクにつながります。実際に、強風後に「近所で板金が飛んでいた」というご相談も少なくありません。
修理はどのように行う?
症状が軽度であれば、
▶ビスによる再固定
▶釘の打ち直し
で対応できる場合があります。しかし、貫板が腐食していたり、板金自体が変形している場合は、貫板交換+板金交換が必要になります。
最近では、木製ではなく樹脂製の貫板を使用することで、将来的な腐食リスクを抑える施工方法も増えています。
早めの点検が重要な理由
棟板金の浮きは、地上からは分かりにくいことがほとんどです。
訪問販売で指摘されて初めて気づくケースもありますが、本当に不具合があるかどうかは専門的な確認が必要です。大きな被害になる前に確認できれば、比較的軽微な補修で済むことも多くあります。
事例②スレート屋根のひび割れ・ズレ

いわき市で多い屋根材のひとつが、スレート屋根(コロニアル・カラーベスト)です。
軽量でコストバランスが良く、全国的にも普及している屋根材ですが、築15年~20年を超える頃から劣化症状が目立ち始めます。
よくある症状
実際に多いのは、次のようなケースです。
- スレートのひび割れ
- 屋根材のズレ
- 反り
- 欠け
- 色褪せや塗膜の剥がれ
特に強風の多い地域では、固定力が弱まった屋根材がズレることがあります。
なぜ劣化するのか?
スレート屋根の主な劣化原因は以下の通りです。
①紫外線による塗膜劣化
スレートは表面の塗膜によって防水性を保っています。しかし長年の紫外線や雨風により塗膜が劣化すると、防水性が低下します。
②強風の影響
沿岸部特有の風の影響を受けやすく、長年の風圧で屋根材が少しずつズレることがあります。
③経年劣化
築20年前後になると、素材そのものが脆くなり、ひび割れが発生しやすくなります。
放置するとどうなる?
初期段階では小さなひび割れでも、放置すると
- 雨水が内部に侵入
- 防水シートの劣化
- 野地板(下地)の腐食
- 雨漏り発生
へと進行する可能性があります。
特に注意が必要なのは、「表面はきれいに見えても内部で劣化が進んでいるケース」です。
修理方法は?
症状の程度によって対応は変わります。
▶軽度のひび割れ⇒部分差し替え
▶一部ズレ⇒再固定
▶劣化が広範囲⇒カバー工法
▶下地まで傷んでいる⇒葺き替え
状態を正確に確認することが、無駄な工事を防ぐポイントです。
事例③瓦屋根の漆喰崩れ

いわき市では、昔ながらの瓦屋根の住宅も多く見られます。その中で特にご相談が多いのが、棟部分の漆喰(しっくい)崩れです。
漆喰とは?
瓦屋根の頂上(棟)部分には、のし瓦や冠瓦を固定するために土が使われています。その土を雨水から守るために表面を覆っているのが「漆喰」です。
つまり漆喰は、棟の内部を守る防水材の役割を担っています。
なぜ漆喰が崩れるのか?
主な原因は次の3つです。
①経年劣化
漆喰は年数が経つとひび割れや剥がれが発生します。目安は築15年~20年程度です。
②強風・台風の影響
棟部分は特に風圧を受けやすい箇所です。ひび割れた部分から徐々に剥がれていくことがあります。
③地震の揺れ
棟は屋根の中でも重量がある部分です。地震の揺れによって歪みが生じ、漆喰に亀裂が入るケースもあります。
放置するとどうなる?
漆喰が崩れると、内部の土がむき出しになります。そのまま放置すると、
- 土が流出する
- 棟が歪む
- 瓦がズレる
- 雨漏りの原因になる
最悪の場合、棟の積み直し工事が必要になります。初期段階であれば、漆喰補修だけで済むことが多いため、早期対応が重要です。
修理方法は?
状態によって工事内容は変わります。
▶表面の劣化のみ⇒漆喰詰め直し
▶内部の土が流出⇒部分補修
▶棟が歪んでいる⇒棟の積み直し
特に築20年以上で一度もメンテナンスしていない瓦屋根は、点検をおすすめします。
こんな症状は要チェック
- 地面に白いかけらが落ちている
- 棟の一部が黒く見える
- 漆喰にヒビが入っている
これらは漆喰劣化のサインです。
事例④雨樋の歪み・外れ

非常に多いご相談のひとつが、雨樋の歪みや外れです。
「屋根ではないから後回しでいい」と思われがちですが、実は放置すると外壁や基礎にまで影響することがあります。
なぜ雨樋が歪むのか?
①強風の影響
沿岸部特有の風により、雨樋を支えている金具が少しずつ曲がることがあります。特に築年数が経っている住宅では固定力が弱くなっているケースが多いです。
②経年劣化
雨樋は紫外線や雨風に常にさらされています。素材が劣化すると、たわみやすくなり、水の重みで歪むことがあります。
③詰まりによる重量増加
落ち葉やゴミが詰まると、水が溜まり、通常よりも重くなります。その結果、金具が変形し、傾きや外れが発生します。
放置するとどうなる?
雨樋が正常に機能しないと、
- 外壁に雨水が直接流れる
- 外壁の汚れや劣化が進む
- 基礎周りの水はね
- 軒天の腐食
といった二次被害につながる可能性があります。
また、冬場は水が溜まった状態で凍結し、さらに変形が進むこともあります。
こんな症状は要注意
- 雨の日に水があふれている
- 樋が波打って見える
- 一部だけ下がっている
- 金具が外れている
- 地面に樋の破片が落ちている
これらは修理のサインです。
修理方法は?
症状の程度によって対応は変わります。
▶軽度の歪み⇒金具の調整・交換
▶部分的な外れ⇒再固定
▶割れ・破損⇒部分交換
▶全体的な劣化⇒全交換
雨樋交換は屋根工事に比べて比較的費用が抑えられるケースが多いため、早めの対応がおすすめです。
築年数別│屋根チェックリスト

屋根は築年数によって、出やすい劣化症状が変わります。ご自宅の築年数に当てはめて確認してみてください。
■築0~10年
- 棟板金の浮きはないか
- 雨樋が歪んでいないか
- 台風・強風後に異音がしていないか
この時期は大きな劣化は少ないですが、強風の影響による「初期不具合」がでることがあります。
POINT▶一度も点検をしていない場合は、10年を目安に確認を。
■築10~20年
- スレートの色あせ・コケ
- 棟板金の釘浮き
- 瓦屋根の漆喰ヒビ
- 雨樋のたわみ
この時期は劣化が目に見え始めるタイミングです。部分補修で済むかどうかの分かれ道になります。
POINT▶前回点検から5年以上経過している場合は要確認。
■築20~30年
- スレートのひび割れ・反り
- 貫板の腐食
- 漆喰の崩れ
- 雨樋の割れ・外れ
経年劣化が本格化する時期です。屋根材だけでなく「下地」の状態確認が重要になります。
POINT▶メンテナンス歴がない場合は、早めの専門点検を。
■築30年以上
- 全体的な劣化
- 下地の傷み
- 過去補修箇所の再劣化
- 雨漏りの前兆(天井シミなど)
この段階では、部分補修か全体改修かの判断が必要になることがあります。
POINT▶将来的な費用も含めた計画的な検討が大切です。
まとめ
屋根は普段見えない場所だからこそ、気づかないうちに劣化が進んでいることがあります。
しかし、いきなり大きな工事が必要になるケースは多くありません。ほとんどは、小さなサインを見逃さず、早めに確認できるかどうかで結果が変わります。
特にいわき市は強風の影響を受けやすい地域です。築年数が経過している住宅ほど、一度屋根の状態を把握しておくことで安心につながります。
今すぐ工事をする必要がなくても、状態を知っておくことは将来の備えになります。
ご自宅の屋根がどの段階にあるのか。まずはそこから確認してみてはいかがでしょうか。
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