瓦屋根の劣化サインとは?点検・メンテナンスの適切なタイミングを解説

こんにちは。新ルーフテック興業です!
瓦屋根は上部で長持ちする屋根材ですが、実はメンテナンスが不要というわけではありません。瓦そのものは無事でも、漆喰や棟、下地といった部分から少しずつ劣化は進んでいきます。
今回は瓦屋根の劣化サインと、点検・メンテナンスのタイミングを分かりやすくご紹介します!
瓦そのものに現れる劣化のサイン

瓦屋根の点検で、まず確認したいのが瓦自体の状態です。
瓦は非常に耐久性の高い屋根材ですが、外部からの衝撃や長年の雨風によって、少しずつダメージが蓄積していきます。
瓦のズレ・歪み
瓦が本来の位置からズレている場合、一見すると大きな問題がないように見えても注意が必要です。
- 強風や台風、地震の影響
- 経年による固定力の低下
- 下地の劣化による歪み
こうした原因で生じたズレは、雨水が入り込む隙間を作ってしまいます。ズレが小さいうちであれば、瓦の調整だけで対応できることも多く、早期発見が重要なポイントです。
瓦の割れ・欠け
瓦の割れや欠けは、落下物や飛来物、経年劣化によって発生します。
- 表面に細いひびが入っている
- 角が欠けている
- 完全に割れている瓦がある
1枚だけの割れでも、その下には雨水が直接当たる状態になります。放置すると、防水紙や野地板の劣化につながり、部分補修では済まなくなるケースもあります。
瓦の浮き・ガタつき
瓦を手で触ったときに、浮いている感じやガタつきがある場合も要注意です。
- 固定金具や釘の緩み
- 下地の痩せ、劣化
- 施工から長期間経過している
瓦がしっかり固定されていない状態は、強風時に瓦が飛散する危険性もあります。安全面から見ても、早めの点検・補修が必要なサインです。
瓦の色あせ・表面劣化
瓦の表面が白っぽくなったり、粉をふいたような状態になっている場合は、表面の保護機能が低下している可能性があります。すぐに雨漏りにつながるわけではありませんが、劣化が進行している目安として覚えておきたいポイントです。
見落とされがちな「漆喰」の劣化サイン

瓦屋根の点検で、意外と見落とされやすいのが漆喰(しっくい)の劣化です。漆喰は棟瓦の内部を守り、瓦を固定する重要な役割を担っています。
瓦自体が無事でも、この漆喰が傷んでいると、屋根全体のトラブルにつながります。
漆喰のひび割れ・剥がれ
漆喰は年月とともに硬化し、次第にひび割れや剥がれが起こります。
- 表面に細かい亀裂が入っている
- 一部が欠けて下地が見えている
- 白い漆喰がポロポロ落ちている
こうした症状は、漆喰の寿命が近づいているサインです。この段階で補修を行えば、比較的軽微な工事で済みます。
漆喰の黒ずみ、変色
漆喰が黒く汚れている場合、雨水を吸いやすくなっている可能性があります。
- 表面が常に湿っている
- コケやカビが発生している
- 雨のあと乾きにくい
これは内部に水が回り始めている兆候で、放置すると棟内部の土や固定材が劣化し、棟全体の不具合につながることもあります。
漆喰の崩れ・脱落
漆喰が大きく崩れている場合は、すでに劣化が進行している状態です。
- 漆喰が地面に落ちている
- 棟瓦の中が見えている
- 隙間から草やゴミが入り込んでいる
この状態になると、単なる表面補修では対応できず、棟の積み直し工事が必要になるケースも少なくありません。
棟(むね)の歪み、ズレは要注意の劣化サイン

瓦屋根の中でも、最も雨・風・地震の影響を受けやすい部分が棟です。棟は屋根の一番高い位置にあり、劣化が進むと雨漏りや瓦落下といった重大なトラブルにつながります。
棟瓦が波打って見える
地上から屋根を見上げたときに、棟が真っすぐではなく、波を打つように歪んで見える場合は注意が必要です。
- 内部の土や固定材が痩せている
- 漆喰の劣化が進行している
- 長年の振動や地震の影響
見た目の違和感は、すでに内部劣化が進んでいるサインであることが多く、部分補修では対応できないケースもあります。
棟瓦のズレ・浮き
棟瓦の一部が浮いていたり、ズレている状態も危険信号です。
- 強風、台風の影響
- 地震による揺れ
- 固定力の低下
棟瓦は重量があるため、万が一落下すると大きな事故につながる可能性があります。安全面から見ても、早急な点検が必要な状態です。
雨漏りは“かなり進行した”劣化サイン

瓦屋根の場合、雨漏りが発生した時点で、劣化はある程度進行しているケースがほとんどです。瓦は水を通しにくいため、内部で浸水が起きても、表に症状が出るまで時間がかかります。
天井や壁にシミが出ている
室内で最もわかりやすい雨漏りのサインが、天井や壁のシミです。
- 薄茶色や黒っぽいシミがある
- シミが徐々に広がっている
- 雨の後に濃くなる
この段階では、すでに防水紙や野地板まで水が回っている可能性が高く、部分補修では対応できないこともあります。
クロスの浮き・剥がれ
壁紙(クロス)が浮いたり、剥がれてきている場合も要注意です。
- 湿気を含んで波打っている
- 接着力が弱くなっている
- カビ臭がする
屋根からの水が、壁内部を伝っているケースも多く、見た目以上に被害が広がっていることがあります。
雨の日だけ音がする、違和感がある
「雨の日だけ天井裏から音がする」「ポタポタという音が聞こえる」こうした症状も、雨漏りの初期サインです。
- 目に見えるシミが出る前段階
- 浸水量は少なくても継続的
この状態を放置すると、木部の腐食やカビ発生につながります。
瓦屋根のメンテナンスタイミングの目安

瓦屋根は耐久性が高い反面、劣化の進行が分かりにくく、点検や補修のタイミングを逃しやすい屋根でもあります。
ここでは、症状ごとにメンテナンスを検討すべき目安を整理します。
築10~20年│漆喰を中心とした点検時期
この時期は、瓦自体よりも漆喰の劣化が目立ち始めます。
- 漆喰のひび割れ
- 表面の剥がれ
- 黒ずみ、変色
早めに漆喰補修を行うことで、棟内部や下地へのダメージを防ぐことができます。
築20年~30年│棟全体の点検・補修検討時期
築20年を超えると、棟の歪みやズレが出やすくなります。
- 棟瓦の波打ち
- 固定力の低下
- 内部材の劣化
この段階では、漆喰補修だけでなく、棟の積み直し工事を検討するケースも増えてきます。
築20年~30年│棟全体の点検・補修検討時期
築20年を超えると、棟の歪みやズレが出やすくなります。
- 棟瓦の波打ち
- 固定力の低下
- 内部材の劣化
この段階では、漆喰補修だけでなく、棟の積み直し工事を検討するケースも増えてきます。
築30年前後│下地・防水紙の状態確認が重要
瓦は問題なく見えても、内部の防水紙や野地板は寿命を迎えていることがあります。
- 雨漏り歴がある
- 長期間点検していない
- 台風や地震の影響を受けている
こうした場合は、屋根全体を含めた点検が安心です。
自然災害の後は築年数に関係なく点検を
台風・大雪・地震の後は、築年数に関係なく点検をおすすめします。
- 瓦のズレ
- 棟の歪み
- 漆喰の脱落
小さな異常を早期に発見できれば、大きな修繕を防ぐことにつながります。
「まだ大丈夫」が一番危ない理由

瓦屋根は劣化の進行がゆっくりな分、不具合に気づいたときには、すでに被害が広がっていることが少なくありません。
「雨漏りしていないから問題ない」「見た目はきれいだから大丈夫」そう思っている間にも、屋根の内部では劣化が進んでいるケースがあります。
初期対応なら補修で済むことが多い
劣化の初期段階であれば、
- 瓦の差し替え
- 漆喰の補修
- 棟の軽微な調整
といった比較的小規模な工事で対応できます。しかし、点検や補修を先延ばしにすると、
- 棟の積み直し
- 防水紙、下地の交換
- 屋根全体の大規模工事
へと発展しやすくなります。
修理費用は「時間」とともに増えていく
屋根工事は、不具合が広がるほど工事の範囲が大きくなり、結果的に費用も高くなっていきます。劣化の初期段階であれば、瓦の調整や漆喰補修などの軽微な工事で済み、費用も比較的抑えられます。
しかし、棟の歪みやズレまで進行すると積み直し工事が必要になり、工事規模も費用も一気に大きくなります。
さらに雨漏りを放置して下地まで傷んでしまうと、防水紙や野地板の交換が必要となり、修繕費はさらに高額になります。同じ屋根であっても、どのタイミングで対応するかによって、工事内容も費用負担も大きく変わってくるのです。
雨漏りは屋根以外にも影響する
雨漏りが発生すると、屋根の修理だけでは済まなくなることがあります。侵入した雨水は天井や壁まで影響を及ぼし、内装の補修やクロスの張り替えが必要になるケースも少なくありません。
また、湿気がこもることでカビの発生や木部の腐食が進み、住まい全体の耐久性を低下させてしまう恐れもあります。こうした被害を防ぐためにも、屋根の異常に気づいた段階で早めに対処することが、住まいの寿命を守るうえで非常に重要です。
まとめ
瓦屋根は、正しく手入れをすれば長く住まいを守ってくれる屋根です。しかし、劣化のサインを見逃したまま放置してしまうと、思わぬ雨漏りや大きな修繕につながることもあります。
「まだ大丈夫」と感じている今こそ、実は点検のタイミングです。
早めに状態を確認しておくことで、必要最小限の補修で済み、結果的に費用や負担を抑えることにもつながります。大切な住まいをこれからも安心して使い続けるために、瓦屋根の状態を一度見直してみてはいかがでしょうか。
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