太陽光だけで大丈夫?暮らしの電気の流れから考える蓄電池の必要性

こんにちは。新ルーフテック興業です!
太陽光や蓄電池を検討するとき、「結局、元は取れるの?」という疑問を持つ方はとても多いです。ただ、この疑問は金額だけで考えられると分かりにくくなるのが正直なところ。
大切なのは、電気が“いつ作られて” “いつ使われて” “いつ買われているのか”という「電気の流れ」を理解することです。
今回は、難しい計算は抜きにして、太陽光と蓄電池の考え方を整理していきます。
電気代は「使う時間」で決まっている

電気代というと、「使った量が多い=高くなる」と思われがちですが、実はそれだけではありません。大きなポイントになるのが、「いつ電気を使っているか」という時間の要素です。
電気は一日中、同じように使われていない
一般的なご家庭の電気の使われ方を見てみると、一日の中で大きな波があります。
- 早朝:照明、給湯、身支度で少し使用
- 昼間:外出だ多く、使用量は少なめ
- 夕方~夜:調理、テレビ、エアコン、洗濯などで使用量が増える
特に夕方から夜にかけては、家族がそろい、電気を使う家電も一気に増えます。
つまり、一番電気を使う時間帯は「夜」というご家庭が多いのです。
太陽光が発電する時間とのズレ
一方、太陽光発電が最も力を発揮するのは、太陽が高く昇っている昼間です。
- 午前中~午後にかけて発電量が増える
- 夕方以降はほとんど発電しない
ここで気づくのが、「電気を使う時間」と「電気を作る時間」がズレているという点です。昼間は発電しているのに使いきれず、夜は発電しないため電気を買う。
このズレこそが、太陽光を導入した後の満足度を大きく左右します。
電気代が下がりにくいと感じる理由
「太陽光を付けたのに、電気代が思ったほど下がらない」という声を聞くことがあります。その多くは、昼間に発電した電気を十分に使えていないことが原因です。
昼に余った電気は売電されますが、夜に買う電気はそのまま電気代として請求されます。結果として、
- 昼は余らせて売る
- 夜は買う
という状態になり、「自家発電している実感が持ちにくい」状況になります。
まずは自分の生活リズムを知ることが大切
太陽光や蓄電池を考える前に大切なのは、自分の家が、いつ電気を使っているかを知ることです。
- 夜型の生活か
- 昼間在宅が多いか
- 共働きで日中はほぼ不在か
この生活リズムによって、太陽光だけで十分なのか、蓄電池を組み合わせた方が良いのかが変わってきます。
電気代は「量」だけでなく、「時間」で決まっている。
この視点を持つことが、太陽光・蓄電池選びで後悔しないための第一歩です。
昼に余る電気、夜に買う電気の実態

先程述べたように、多くのご家庭では「電気を多く使う時間」と「太陽光が発電する時間」にズレがあります。このズレが、太陽光を入れた後の電気の流れを大きく左右します。
太陽光で作った電気は、まずは家の中で使われる
太陽光を設置すると、発電した電気は優先的に自宅で使われます。
- 冷蔵庫
- エアコン
- 待機電力
- 在宅中の家電
これらは、発電している間ずっと電気を使っています。
しかし、昼間に家に人がいない場合、それでも使いきれない電気が出てきます。
使いきれなかった電気は「売られる」
昼間に余った電気は、自動的に電力会社に送られ、売電されます。「売れるならいいのでは?」と思われるかもしれません。ただし現在は、売電価格が以前ほど高くありません。
そのため、昼に余った電気=あまり価値が高くない電気という扱いになってしまうのが現状です。
夜になると、また電気を買う
夕方以降、太陽光の発電量は一気に下がり、夜にはほぼゼロになります。それでも生活は続くため、
- 調理
- 入浴
- 照明
- テレビ、エアコン
と、電気の使用量は増えていきます。
この時間帯の電気は、すべて電力会社からの買電になります。結果として、昼は電気が余り、夜は電気を買うという状態が毎日繰り返されます。
売電単価が下がった今、考え方が変わった

太陽光というと、「余った電気を売って収入を得るもの」というイメージを持っている方も多いかもしれません。実際、少し前までそれが正解でした。
以前は「売る太陽光」が主流だった
太陽光が普及し始めた当初は、余った電気を比較的高い価格で売ることができたため、できるだけ多く発電して電力会社に売るほどお得になるという考え方が広まり、「太陽光=売電で得をする設備」というイメージが定着しました。
今は売電で大きく得をする時代ではない
しかし現在は、売電価格が以前よりも下がり、年々その傾向が続いています。その結果、「余った電気を売って得する」よりも、「電気を買わずに済ませる」方がメリットが大きいという考え方に変わっていきました。
つまり、売電はあくまで“おまけ”のような位置づけになりつつあります。
「売る」より「使う」ほうが価値が高い
そこで注目されているのが「自家消費」という考え方です。自家消費とは、自分の家で発電した電気をできるだけ自宅で使うことを指し、売る電気よりも、電力会社から買う電気のほうが価値が高いという点を踏まえると、発電した電気は売るよりも買わずに使った方が、実質的なメリットが大きいことがわかります。
太陽光の目的が変わってきている
今の太陽光は「儲けるための設備」ではなく、「電気代の影響を受けにくくするための設備」として考えられるようになっています。
電気料金は今後も変動する可能性があります。その中で、自分の家で電気を作り、自分の家で使える割合を増やすことは、家庭の安定につながります。
蓄電池は「節約装置」ではなく「買電を減らす装置」

蓄電池というと、「つければ電気代が一気に安くなる」そんなイメージを持たれることがあります。しかし、蓄電池の役割はもう少し現実的で、シンプルに言うと電力会社から電気を買う量を減らすための設備です。
蓄電池がしていることはとても単純
蓄電池の基本的な働きは、次の一つだけです。
昼に余った電気をためて、夜に使う
太陽光だけの場合、昼に使いきれなかった電気は売電され、夜は電力会社から電気を買います。一方、蓄電池があると、
- 昼の余剰電力を蓄電池にためる
- 夜はその電気を使う
という流れが生まれます。これにより、夜に電力会社から買う電気を減らすことができます。
電気代を「安くする」のではなく「増えにくくする」
ここで大切なのは、蓄電池は電気代を必ず安くする装置ではないという点です。電気料金の単価が上がれば、支払う金額はどうしても影響を受けます。ただし蓄電池があると、
- 買う電気の量が減る
- 電気料金の変動を受けにくくなる
というメリットがあります。つまり蓄電池は、今後の電気代上昇に対する“備え”としての役割が大きい設備です。
売電より「買わない」ほうが安心につながる
売電価格は、今後さらに下がる可能性があります。一方で、電気を買う価格は、上がる可能性も下がる可能性もあります。この状況を考えると、「売って得をする」よりも「買わずに済ませる」ことの方が安定感がある、と言えます。
蓄電池は、その安定感を支えてくれる存在です。
すべての家庭に必要なわけではない
ただし、蓄電池は必ずしも全てのご家庭に必要な設備ではありません。
- 昼間在宅が多く、発電した電気をその場で使える
- 夜の電気使用量がそれほど多くない
こうしたご家庭では、太陽光だけでも十分にメリットを感じられるケースがあります。だからこそ、蓄電池は「付ける前提」で考えるものではなく、生活スタイルに合わせて選ぶ設備だと言えます。
向いている家庭・向いていない家庭
太陽光と蓄電池は、「付けた方がいい・付けない方がいい」と一律に判断できるものではありません。大切なのは、電気の使い方や生活スタイルに合っているかどうかです。
ここでは、蓄電池が向いている家庭と、太陽光だけでも十分な家庭を整理してみます。
蓄電池が向いている家庭
次のようなご家庭は、蓄電池のメリットを感じやすい傾向があります。
- 共働きなどで昼間はほとんど不在
- 夜に電気を使う時間が長い
- 電気使用量が多く、電気代の変動が気になる
- 将来の電気料金上昇に不安がある
このような場合、昼に余った電気をそのまま売ってしまうより、夜に使える形で残しておく方が、満足度が高くなりやすいです。
停電時の安心を重視したい家庭
また、金銭面とは別に安心感を重視する方にも蓄電池は向いています。
- 災害時の停電が心配
- 小さなお子様や高齢の家族がいる
- オール電化住宅で電気が止まると困る
蓄電池があることで、非常時にも最低限の生活を維持しやすくなります。
蓄電池が必ずしも必要ではない家庭
一方で、次のようなご家庭では、太陽光だけでも十分にメリットを感じられるケースがあります。
- 昼間在宅が多く、発電した電気をその場で使える
- 電気使用量が比較的少ない
- 初期費用をできるだけ抑えたい
こうした場合は、まず太陽光のみを導入し、後から必要に応じて蓄電池を検討するという選択肢もあります。
まとめ
太陽光や蓄電池は、「付けた方がいいかどうか」よりも、自分の暮らしに合っているかどうかが何より大切です。電気を作る時間と使う時間、その流れを知ることで、太陽光だけで十分なのか、蓄電池を組み合わせた方がよいのかが見えてきます。
まずはご家庭の電気の使い方を見直すことが、後悔しない第一歩です。
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