FIP制度とは?FITとの違いからメリット・デメリットまでわかりやすく解説

こんにちは。新ルーフテック興業です!

太陽光発電といえば「FIT制度(固定価格買取制度)」を思い浮かべる方が多いと思います。しかし近年では、新しく「FIP制度」という仕組みが導入され、少しずつ切り替わりが進んでいます。

「FITと何が違うの?」「自分に関係あるの?」そんな疑問を初心者にもわかりやすく解説します。

FIP制度とは?

FIP制度(フィード・イン・プレミアム制度)とは、再生可能エネルギーで発電した電気を「市場価格+一定の上乗せ額」で売電できる制度のことです。

これまで主流だったFIT制度(固定価格買取制度)では、発電した電気を国が決めた固定価格で一定期間、電力会社に買い取ってもらえる制度に対し、FIP制度は市場価格に連動する制度で、電気の売電価格は「その時の市場価格」によって変動し、さらに国からのプレミアム(上乗せ分)が支払われます。

FIPでは、発電した電気を「電力市場」に出して取引します。その時の売電収入は次のように決まります。

売電収入=市場価格+プレミアム(国からの上乗せ金額)

市場価格は日々変動します。高いときにはFITより多くの収入を得られる可能性がありますが、安いときには収入が減ってしまうリスクもあります。

たとえば、ある日の市場価格が「10円/kWh」だった場合、国が決めたプレミアムが「7円/kWh」だとすると、売電価格は「10円+7円=17円/kWh」となります。

市場価格が上がれば収入も増え、下がれば減る、というのがFITとの大きな違いです。

なぜFIP制度に移行しているのか?

日本では2012年からFIT制度が始まり、太陽光発電を中心に再生可能エネルギが急速に広がりました。しかし、この制度には課題があります。

発電した電気を高く買い取る分だけ国民の電気代に上乗せされるため、家庭や企業の負担が増えやすいこと、また、固定価格のため発電事業者が市場の動きに合わせて効率化や工夫をしにくいことです。

簡単に言うと、「安全だけど電気代は上がりやすく、市場の工夫は進みにくい」という点がFIT制度の課題です。

こうした課題を解決するために生まれたのがFIP制度です。目的は大きく3つあります。

FIT制度のように固定価格で買い取ると、電気代に上乗せされるお金が増えてしまいます。FIP制度では市場価格を取り入れることで、家庭や企業の電気代の負担を減らすことができます。

市場価格に合わせて電気を売ることで、再エネが補助金や固定価格に頼らずに自分で価値を生み出せるようになります。

電気の値段が需要と供給に応じて決まる仕組みとなるため、発電事業者も「いつ売れば得か」を考えられるようになり、効率的な運用やコスト削減が進みます。

簡単にいうと、「電気代を抑えつつ、再エネを自立させ、市場を活発にする」のがFIP制度の目的です。

FIP制度のメリット・デメリット

FIP制度には、固定価格のFIT制度にはない特徴があります。収入が増えるチャンスがある一方で、注意しておきたい点もあります。

市場価格が高いときには、固定価格のFIT制度よりも売電収入が多くなることがあります。特に電気需要が高まる時間帯や季節に合わせて効率的に発電・売電すれば、収益を最大化できます。

市場に合わせた売電が必要になるため、発電事業者は効率化やコスト削減を意識します。これにより、再生可能エネルギーが補助金や固定価格に頼らず、自分で価値を生み出せる仕組みになります。

発電量や売電のタイミングを調整することで、電力市場全体が効率よく動くようになります。これにより、電気の安定供給や価格の合理化にもつながります。

市場価格に連動するため、電気の値段が低いと売電収入も減ります。固定価格のFITに比べると、収益の予測が難しくなります。

発電事業者は、いつ電気を売れば有利か、市場の動向をある程度理解する必要があります。小規模な家庭用発電ではあまり影響はありませんが、大きな設備では運用の工夫が求められます。

市場価格は天候や季節、電力需要などで変動するため、収益が一時的に低くなることがあります。長期的に安定するよう制度は設計されていますが、短期的な収入の波には注意が必要です。

FITとFIPどちらがいいの?

FIT制度とFIP制度は、それぞれ特徴が異なるため、どちらが良いかは目的や状況によって変わります。

FIT制度は、発電した電気を国が決めた価格で一定期間買い取ってもらえるため、安心した収入を重視したい人や、小規模な家庭用太陽光を安心して運用したい人に向いています。

一方、FIP制度は市場価格に応じて収入が変動する仕組みですが、発電規模が大きく、売電のタイミングや効率化を工夫できる人や企業に向いています。

簡単に言うと、FITは「安心・安定重視」、FIPは「収益拡大と自立重視」と考えるとわかりやすく、自分の目的に合わせて選ぶのがポイントです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回ご紹介したように、FIP制度にはメリットもデメリットもあります。制度の仕組みを理解して、家庭用でも企業用でも自分に合った運用方法を考えることがポイントです。

正しい情報をもとに選択すれば、再生可能エネルギーの活用を安心して始めることができます。

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