固定価格買取制度(FIT制度)とは?仕組みから買取価格の推移までわかりやすく解説

こんにちは。新ルーフテック興業です!
「太陽光発電を始めたいけど、電気を売るってどういうこと?」
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。実は、太陽光で発電した電気は『固定価格買取制度(FIT制度)』によって、国が定めた価格で電力会社に売ることができるのです。
今回は、FIT制度の仕組みやメリット、今後の動向についてわかりやすく解説します。
固定価格買取制度(FIT制度)とは?

FIT制度とは、正式には「固定価格買取制度」といいます。
太陽光などで発電した電気を、10~20年という長い期間、あらかじめ決められた価格で買ってもらえる制度です。たとえば、太陽光発電で電気を作って、その電気を使いきれなかったとき、余った電気を電力会社に売ることができます。
制度の目的とは?
この制度ができた理由は、太陽光や風力といった“再生可能エネルギー”をもっと広めるためです。電気を作るために石油やガスを使うと、どうしても環境に悪い影響がありますよね。でも、太陽の光や風を使えば、地球にやさしい電気を作ることができます。
しかし、昔は太陽光パネルの値段も高くて手が出しづらかった、だから国が「電気を売ればお金になりますよ」とサポートして、導入しやすくしたのがこの制度です。
いつから始まった?
FIT制度は、2012年7月1日にスタートしました。それまでも電気を売る仕組みはありましたが、この制度ができたことでより安定した価格・期間で電力の買い取りが保証されるようになり、「太陽光を設置する人が一気に増えた」と言われています。
FIT制度の仕組み

太陽光発電でつくった電気を「売れる」というのはよく聞く話ですが、
「実際にどうやって電気が売れるの?」「誰が買ってくれるの?」と仕組みがよくわからないという方も多いと思います。ここでは、FIT制度ってどういう流れで成り立っているのか、基本の仕組みをわかりやすく解説します。
①太陽光発電で電気をつくる
まず、家の屋根などに設置した太陽光パネルが、太陽の光を使って電気を作ります。このときできる電気は、まず家庭の中で使われます。
使いきれなかった“あまった電気”が出てくると、それを電線を通じて電力会社に流します。この余った電気が「売電(ばいでん)」となります。
②電力会社が買い取ってくれる
太陽光で発電してあまった電気は、国の決まりにしたがって、電力会社が買い取ってくれます。しかも、「〇〇円で、〇〇年間ずっと買い取ります」と国が価格と期間を決めてくれるので、設置した人は安心して「売電収入」得ることができます。
③売電収入が毎月もらえる
売った電気の量は、毎月「売電メーター」で測定されます。たとえば、「1か月で300kWhで売った」としたら、契約単価が14円/kWhだった場合、300kWh×14円=4,000円となり、毎月電力会社から売電収入として振り込まれる仕組みです。
FIT制度の「固定価格」と「固定期間」とは?
固定価格とは
固定価格とは、「売電する電気の単価が、契約した年からずっと変わらない」という意味です。
たとえば、
2025年に「14円/kWh」の価格で契約したら、それ以降一定の期間ずっと「14円」で売り続けられます。
この“変動しない”というのがポイントで、電気の市場価格が上がったり下がったりしても、売電価格は同じということです。
固定期間とは
固定期間とは、「固定価格で電気を買い取ってもらえる年数」のことです。つまり、“何年間その価格が続くのか”という決まりです。住宅用(10kW未満)の場合は、10年間と決められています。
「固定価格」と「固定期間」はセットで考える
FIT制度の特徴は「価格」と「期間」がセットで“固定”されることです。
- 価格:最初に決まった金額(たとえば14円/kW)
- 期間:契約から10年間(住宅用の場合)
この2つがあることで、太陽光を導入した人は将来の売電収入を見通すことができるのです。
固定期間が終わったらどうなるの?
FIT制度の固定期間が終わると、電力会社との売電契約も終了します。このあとも電気を売ることができますが、買ってくれる金額が大きく下がるのです。
たとえば、FIT期間中は「14円/kWh」で売れていたのに、終了後は「7~9円/kWh」ほどに下がることもあります。
FIT終了後はどうなる?
FIT制度が終わったあと、電気をどうするかは自分で選ぶことになります。主な選択肢は3つです。
①自家消費に切り替える
発電した電気を売らずに自分の家で使う方法です。昼間の電気代が高くなっている今は、この方法がとてもおトクになる場合もあります。さらに蓄電池をつければ、昼に発電した電気を夜にも使えます。
②安い価格で売電を続ける
FIT期間が終わっても、電力会社と新しく契約すれば電気を売ることは可能です。ただし、価格はかなり安くなるため、収入は少なくなります。
③電力会社の「卒FITプラン」を利用する
最近は「卒FITプラン」といって、FIT終了後の人向けの特別な買い取りプランを出している電力会社もあります。通常の価格よりも高めで買ってくれることもありますが、条件がある場合もあるので、内容をよく確認しましょう。
FIT制度の買取価格は年々下がっている

FIT制度が始まったころは、電気を高い価格で買ってもらえたため、太陽光発電の導入が一気に広まりましたが、FIT制度の買取価格は年々少しずつ下がってきており、制度開始当初と比べると半分以下になっています。
| 年度 | 買取価格(住宅用) |
|---|---|
| 2012年 | 42円/kWh |
| 2014年 | 37円/kWh |
| 2016年 | 31円/kWh |
| 2018年 | 26円/kWh |
| 2020年 | 21円/kWh |
| 2022年 | 17円/kWh |
| 2024年 | 16円/kWh |
そのため、以前のように「電気を売ってしっかり収入を得る」というスタイルは難しくなっており、導入時にかかった初期費用の回収には以前よりも時間がかかる傾向があります。
今は「売る」より「使う」時代へ
かつては太陽光発電でつくった電気を電力会社に「売る」ことで、大きな収入を得られる時代がありました。FIT制度(固定価格買取制度)の買取価格が高かったため、発電した電気をどんどん売ることがメリットになっていたのですが、
現在では、買取価格が大きく下がり、売電による収入は以前ほど期待できなくなっています。
一方で、家庭の電気料金は年々上がり続けています。
そのため、これからの太陽光発電の賢い使い方は、「電気を売る」のではなく「自分の家庭で使う」ことです。発電した電気を自宅で使えば、その分電力会社から電気を買う必要がなくなり、直接的に電気代を節約できます。
さらに、蓄電池を組み合わせれば昼間に発電した電気を夜に使うことも可能になり、電気代削減効果はさらに大きくなります。
つまり、太陽光発電は「売電で収入を得るもの」から「電気代を節約して家計を守るもの」へと役割が変化しているのです。
まとめ
固定価格買取制度は終わりに近づいているように見えますが、太陽光発電の価値はむしろ広がっています。
「電気を売って収入を得る」から「電気を自分で使って守る」へ。
これからは、ご家庭の未来をより安心・快適にするために、太陽光発電と蓄電池をどう活用していくかが大切なポイントになります。
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