屋根材の種類って?選び方とメリット、デメリットを徹底解説

皆さん屋根材にもたくさん種類があることをご存じでしょうか?屋根のリフォームや工事をご検討の方のために、それぞれの屋根材の特徴やメリット、デメリットをご紹介いたします。

屋根材は大きく分けると4種類

粘土系の屋根とは、粘土を焼いて形成された瓦屋根のことです。粘土瓦は耐久性に優れており、基本的にメンテナンスフリーな屋根材です。また、遮熱断性、耐火性、防水性、防音性があることも特徴です。デメリットとしては屋根材の中では一番価格が高いことです。また、他の屋根材に比べると重さがあることから、建物の耐震強度に影響することがあるため、耐震性に劣るところがデメリットになります。粘土瓦には「釉薬瓦」と「無釉瓦」の2種類があります。

釉薬瓦とは防水性を高めるために表面に釉薬が塗られている陶器瓦の事をいい、無釉瓦と比べ耐久性が高い瓦です。釉薬を塗って色を出すため、カラーバリエーションがあり、いろいろな種類のカラーを楽しむことができます。現在普及されている瓦で最も多い瓦です。

無釉瓦とは塗装などの表面処理を施さず、そのまま焼き上げる瓦で、瓦金属酸化物(二酸化マンガン、酸化第二鉄など)を練り込んでおり、組み合わせる土によって発色が異なる瓦です。

セメントと川砂を原料にした瓦です。耐用年数は30年~40年ほどで、耐久性に優れています。また、セメントと川砂でできているため燃えにくく、耐火性にも優れています。和風・洋風などさまざまな形やカラーがあり、デザインが豊富です。デメリットとしては、セメントでできているため衝撃に弱く、ひび割れしやすいことです。また、粘土瓦とは違い、表面に塗装が施されているため、定期的に塗装のメンテナンスが必要です。

スレートは粘土板岩の薄板を使用した屋根材の事で、「スレート瓦」とも呼ばれます。スレートは大きく分けて「化粧スレート」と「天然スレート」に分かれます。

化粧スレートとはセメントに繊維状の素材を混ぜて薄い板状に加工したもので、「カラーベスト」や「コロニアル」などの商品名で呼ばれることもあります。瓦に比べ軽量なため耐震性が高いうえに低価格な屋根材で、カラーバリエーションも豊富なデザイン性の高い屋根材です。

スレートの耐用年数は15~20年と他の屋根材に比べ耐久性が低く、ひび割れや反りなどの劣化が起こりやすいところがデメリットです。また、表面を保護するために定期的な塗装のメンテナンスが必要です。

天然スレートとは粘板岩という天然の岩石を使用したを屋根材です。天然の石を加工して使用するため高級感があり、また、自然素材なため、塗装などのメンテナンスの必要がないのが特徴です。

デメリットとしては天然の岩石を使用していることで加工や施工の技術が必要になるため、他の屋根材に比べて費用が高くなります。また、重量があるため耐震性に影響を及ぼす可能性があります。薄板状に加工するので割れやすいのもデメリットの一つです。

金属屋根とは金属板を薄く長く板状にした屋根のことです。金属板を自由に加工して使用するため、複雑な形状の屋根にも対応可能です。また、軽量なことから耐震性に優れた屋根材です。金属屋根には様々な素材があります。

ガルバリウム鋼板とはガルバリウムと呼ばれる合金でメッキされた鉄の屋根材のことです。ガルバリウム鋼板が金属で構成されていますが、錆びに強いといった特徴があります。そのため、他の金属屋根と比べると耐久性が高い屋根材です。また、断熱性が高く、温度の変化による割れの心配はほぼありません。

薄くて軽量で優れた性質である一方、薄いからこそ傷つきやすく、凹みやすいといったデメリットもあります。

ジンカリウム鋼板とガルバリウム鋼板は呼び名が異なるだけで素材はほとんど同じです。日本で屋根として施工されるジンカリウム鋼板は、金属の上に石粒をコーティングしたものがほとんどの為、「自然石粒付き鋼板」=「ジンカリウム鋼板」と呼ばれることが多いです。ジンカリウム鋼板は他の屋根材と比べても耐用年数が長く、耐久性が高い屋根材です。表面に吹き付けられている石粒の効果で断熱性・遮音性・防火性に優れ、「塩害」にも強いのも特徴の一つです。

ジンカリウム鋼板は国産の製品がほとんどなく、輸入品になることや、高性能であるため費用が高くなることから、現在の日本ではほとんど普及していない屋根材です。

トタン屋根とはトタン板で作られている屋根のことをいいます。トタン屋根は大きな金属板を張り合わせるためつなぎ目が少ない構造なため、雨漏りがしにくい屋根材です。また、薄く軽いため加工しやすく、施工にかかる手間が少ないため、短工期でリーズナブルな価格で施工できるのが特徴です。

デメリットしてはトタンは薄い金属の板なので耐熱性や遮音性が低いことや、他の金属屋材に比べ、耐久性が低いことです。

銅板とは銅板を使用した金属屋根です。雨漏りしない限りほとんどメンテナンスいらずに、耐用年数が60年以上といった耐久性の高い屋根材です。銅板屋根に含まれる純銅が水に強いため耐水性に優れています。また、銅板屋根にはカビやコケが発生しにくいという特徴があります。

デメリットとしては、経年劣化により色の変化が見られ、最終的には「緑青(ろくしょう)」といったサビの一種が表面を覆い、青緑色になります。屋根の色を変えたくない人には不向きな屋根材です。また、他の屋根材と比べ音が響きやすく、防音性に欠けます。メンテナンスフリーなため初期費用が他の屋根材よりも高くなってしまうのが最大のデメリットです。

ステンレスとは鉄を主成分としたクロムやニッケルが含まれた合金の屋根材のことです。サビにくく、耐用年数が長いのが特徴です。ガルバリウム鋼板より耐久性が高いと言われていますが、熟練された技術が必要で価格が高くなるため、現在はあまり普及されていない屋根材です。

チタン屋根は耐久性が高く、軽量で強度もあり、サビにも強い屋根材です。優れた屋根材なため施工価格が高く、一般家庭での普及はほとんどなく、主に寺社仏閣の屋根改修などに使用されることが多い屋根材です。

アスファルトシングルとは、ガラスの繊維をアスファルトでコーティングして表面に小石を貼りつけた屋根材です。軽量で耐震性が高く、やわらかい素材なため割れなどの心配も少なく、金属を含まないのでサビの心配もいりません。

軽い素材は耐震性が高い反面、風に飛ばされやすいといったデメリットがあります。また、湿気に弱いため苔やカビが生えやすいのもデメリットの一つです。

まとめ

以下、主な屋根材を表にしてまとめました。

種類耐用年数耐震性耐熱性遮音性価格
釉薬瓦(粘土系)50~70年
無釉瓦(セメント系)30~50年
化粧スレート(スレート系)15~20年
天然スレート(スレート系)20年以上
ガルバリウム鋼板(金属系)20年~30年
ジンカリウム鋼板(金属系)30~50年
トタン(金属系)10年~20年
銅板(金属系)60年以上
ステンレス(金属系)50年
チタン(金属系)1500年以上
アスファルトシングル(その他)20~30年

家のデザインや建っている土地の事情によってどの屋根材がいいか、また、何を重視(コスパや耐用年数など)して屋根材を決めるかによって、その家に合った屋根材は変わります。

屋根工事を検討している場合、ぜひこちらを参考にしてみてはいかがでしょうか。

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